JR東日本、岩手「SL銀河」の準備状況を発表…蒸機は12月下旬にも完成

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大宮総合車両センターで復元工事中のC58 239(2013年11月1日撮影)。大阪の業者で修復を終えたボイラーが台枠に取り付けられた。
大宮総合車両センターで復元工事中のC58 239(2013年11月1日撮影)。大阪の業者で修復を終えたボイラーが台枠に取り付けられた。 全 5 枚 拡大写真

JR東日本盛岡支社は11月14日、SL列車『SL銀河』の運行に向けた準備状況を発表した。12月下旬にも蒸気機関車の復元作業が完了する見込み。地上設備の整備も順調に進んでいる。

『SL銀河』は、2014年4月以降に岩手県の釜石線で営業運行を開始する予定のSL列車。けん引機は岩手県営運動公園で展示保存されていたC58形蒸気機関車1両(C58 239)を動態復元し、旅客車はJR北海道から譲り受けたキハ141系気動車を改造して使用する。

C58 239の復元作業は大宮総合車両センター(さいたま市大宮区)で進められており、11月1日には大阪の専門業者で修復を終えたボイラーが台枠に取り付けられた。現在は運転室の取り付けを行っている。今後は動輪の取り付け、火入れ式、構内試運転を経て、12月下旬頃の完成を目指す。完成後は高崎に回送して試運転を実施し、続いて盛岡に回送して試運転と訓練運転を行う予定だ。

キハ141系の改造工事はC58 239と同時期の完成を目指し、郡山総合車両センター(福島県郡山市)で進められている。完成後は盛岡に回送して試運転と訓練運転を行う。

盛岡駅と釜石駅では検修庫の整備作業が順調に進んでおり、11月末頃に建物が完成する予定。その後、構内舗装などの外構工事を実施する。遠野駅では灰処理設備が既に完成しており、給水・排水・給炭設備が11月末頃に完成する予定だ。

《草町義和》

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