「7年の納期をいただいたので、それまでに未来のモビリティ社会を具現化し、日本の技術力を世界に示すチャンスにていきたい」
2020年開催の東京オリンピックについて、こう話すのは日本自動車工業会の豊田章男会長だ。自身が社長を務めるトヨタ自動車でも、それに向けた開発が進んでおり、先日開催の東京モーターショーでその一部を披露した。
実は、この年はマツダにとっても重要な年。1920年に前身である東洋コルク工業が創業してから100周年になるのだ。そのため、2020年を目指して画期的な車の開発に取り組んでいるという。
それは自動車業界以外の他の産業でも同様で、2020年を目標にさまざまなプロジェクトが進められようとしている。豊田会長が言うように、2020年を日本の技術力を示すチャンスと考えているのだ。1964年の東京オリンピックでは、それを境に東京の景色が大きく変わったが、2020年でも同じようなことが起こり、新しいモビリティが街を行き交っているかもしれない。