【2014年3月ダイヤ改正】JR北海道「スーパー宗谷」の最高速度を120km/hに引き下げ

鉄道 企業動向
JR北海道は3月ダイヤ改正で261系気動車で運転している『スーパー宗谷』の最高速度を130km/hから120km/hに引き下げる(写真は『スーパーとかち』用の261系1000番台)
JR北海道は3月ダイヤ改正で261系気動車で運転している『スーパー宗谷』の最高速度を130km/hから120km/hに引き下げる(写真は『スーパーとかち』用の261系1000番台) 全 2 枚 拡大写真

相次ぐトラブルを受けたメンテナンス体制の強化に向け、11月に特急を減速・減便するダイヤ改正を実施したJR北海道。2014年3月15日のダイヤ改正では、現在最高速度130km/hで運行している特急『スーパー宗谷』を120km/hに減速するほかは、一部列車の時刻変更が主体となる。

札幌~稚内間を結ぶ特急『スーパー宗谷』は、最高速度を120km/hに引き下げる影響で、所要時間が下り1号で13分、上り2号で8分、4号で5分延び、現在は4時間台の札幌~稚内間がいずれも5時間台となる。下り3号のみ現在と同じダイヤ(所要時間4時間58分)を維持する。上り2号は札幌着の時刻が8分遅くなるため、現在は7分の連絡で乗り継ぎ可能な函館行き特急『スーパー北斗10号』(札幌12時13分発)への接続ができなくなる。

現在運休している、キハ183系気動車を使用する札幌~稚内間の特急『サロベツ』、札幌~函館間の『北斗』の運休は継続。旭川~稚内間の臨時快速と札幌~函館間の臨時特急は引き続き運転する。

本州と北海道を結ぶ新青森~函館間の特急『スーパー白鳥』『白鳥』の一部と、青森~札幌間の急行『はまなす』は、東北新幹線に合わせて時刻を変更する。また、函館駅で『スーパー白鳥』『白鳥』と接続する函館~札幌間の特急『スーパー北斗』『北斗』も時刻を変更。現在7時台となっている上下始発列車の発車時刻を6時台に繰り上げるほか、森駅に全列車が停車するようになる。

『スーパー北斗』『北斗』の時刻変更に合わせ、室蘭~札幌間の『すずらん』、札幌~釧路間の『スーパーおおぞら』、札幌~帯広間の『スーパーとかち』も一部列車の時刻を変更する。

このほか、津軽海峡線の知内駅と、既に実質的な営業を終えている竜飛海底・吉岡海底駅が3月14日限りで廃止となる。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  2. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  3. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
  4. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  5. シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
  6. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  7. トヨタ ランドクルーザー250 をモデリスタがカスタム…都会派もアウトドア派も
  8. 【NLS第1-2戦】NLS耐久シリーズ開幕戦で優勝!「PROXES Slicks」でニュルを快走、週末の24時間耐久予選レースにも期待PR
  9. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  10. 日産はなぜ全固体電池にこだわるのか? 8月にも横浜工場でパイロットプラントを稼働
ランキングをもっと見る