名鉄、瀬戸線「赤い電車」4月6日までに引退…記念イベントは1月18日から第2弾に

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瀬戸線を走る6000系(右)と4000系(左)。同線の6000系は4月6日までに全ての編成が引退する。
瀬戸線を走る6000系(右)と4000系(左)。同線の6000系は4月6日までに全ての編成が引退する。 全 6 枚 拡大写真

名古屋鉄道(名鉄)は1月14日、瀬戸線の「せとでん さよなら赤い電車」イベントの第2弾を1月18日から始めると発表した。瀬戸線で運用されている6000系の引退を記念したもので、同車両は4月6日までに引退する。

瀬戸線では、2013年4月1日時点で赤い塗装の6000系16両(4両編成4本)と、ステンレス車体の4000系56両(4両編成14本)が運用されていたが、6000系は4000系の導入に伴い数を減らし、現在は2編成(6031・6035号編成)だけとなっている。このうち6031号編成が2月2日に引退し、6035号編成も4月6日に引退する予定だ。

名鉄は瀬戸線の6000系引退に伴い、2013年11月23日から引退記念イベント「せとでん さよなら赤い電車」を実施しているが、1月18日からは第2弾に移行。記念フリー切符や記念入場券の発売、撮影会の開催、記念系統板の掲出、さよなら運転の実施などが予定されている。

記念フリー切符「せとでん さよなら赤い電車1DAYフリーきっぷ」(3000円)は、1月18日から3月20日まで栄町駅や大曽根駅などで発売。1月18日から4月6日までの期間中、1日に限り名鉄全線が自由に乗り降りできるフリー切符と、かつて瀬戸線で運用されていた6600系と6750系をデザインした箸がセットになっている。フリー切符は磁気式フリー切符と引き換える「引換片」と、車両の写真がデザインされた「記念券片」で構成される。

記念入場券は「さよなら赤い電車スタンプ入場券」「さよなら赤い電車カラー記念入場券」の2種類(各160円)が発売される。発売期間は「スタンプ」が1月18日7時~2月1日、「カラー」が3月1~31日。このうち「スタンプ」は硬券入場券に記念スタンプを押印したものになる。発売場所は「スタンプ」が栄町駅のみで、「カラー」は栄町、東大手、大曽根、小幡、喜多山、大森・金城学院前、尾張旭、三郷、新瀬戸、尾張瀬戸各駅。

撮影会は2月2日の10時40分から13時まで、尾張旭検車区で開催。現存する6000系2編成を並べ、かつて瀬戸線で使用していた系統版などを掲出する。参加に際しては「さよなら赤い電車スタンプ入場券」を所持していることが条件となる。

記念系統版は、1月18日から2月2日まで6031号編成に、3月1日から4月4日まで6035号編成に取り付けて運行する。

最終日となる4月6日は、6035号編成の貸切列車による「さよなら運転」を実施。運行時刻は尾張旭8時54分発~栄町9時14分着・9時20分発~尾張瀬戸9時56分着・10時3分発~尾張旭10時12分着で、尾張旭駅に到着後はそのまま尾張旭検車区内に入線して記念撮影会を行う。果物狩りに見立てた「吊り革狩り」(一人1個まで)も行われ、吊り革狩りに参加する場合はプラスドライバーを持参する必要がある。

貸切列車に乗車できるのは、「さよなら赤い電車1DAYフリーきっぷ」購入者から抽選で選ばれる100組200人で、参加当日はフリー切符の記念券片が必要。ただし、尾張旭駅で7時から発売する大人用入場券(限定200枚)を購入すれば、11時から尾張旭検車区に入場できる。

このほか、「さよなら赤い電車 メモリアルカード」の配布(1月18日~2月28日)や記念グッズの販売も行われる。

《草町義和》

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