F1の公式タイヤサプライヤーであるピレリは今週、スペインのヘレスで行われるプレシーズンテスト最終日に、人工的に水の撒かれたレーストラックにおいて、濡れた天候下のタイヤテストを実施した。
ピレリの2014年用のタイヤは、自然吸気の2.4リットルのエンジンから1.6リットルのターボチャージエンジンへの変更によって、オーバーホールされることとなった。全てのスリックタイヤは新しい構造と変更されたコンパウンドが与えられ、その結果として昨年より微妙に重いものとなった。そしてウエット用のタイヤには、新しいトレッドパターンと異なるコンパウンドが与えられた。
ピレリはまた、スリックタイヤに3種類の設定を行い、メディアム・コンパウンド、ハード・コンパウンド、特別な冬季バージョンのハード・コンパウンドが用意されている。
「へレスでのテストでは、我々の最新のタイヤと新しいマシンとがどのように関わり合うかを見る、良い機会となるだろう。ヘレスは公式テストであるが、皆にとって学習の経験でもある」とピレリのモータースポーツ・ディレクターであるポール・ヘンベリー氏は語った。