トロ・ロッソはスペインのヘレス・サーキットで行われる最初のプレシーズンテストの数時間前に、彼等の2014年型『STR9』のベールを取り去り、一般に公開した。
このSTR9はフランス人ドライバーのジャン=エリック・ベルニュと、彼の新しいチームメイトであるロシア人ドライバーであるダニール・クビアトによってドライブされることとなる。
この新しいマシンにはルノーの新型1.6リットルターボエンジンが搭載され、トロ・ロッソは彼等の姉妹チームであるレッドブルと共に過去7年間にフェラーリエンジンを使用し、イタリアのチームを持ち込んで来ることとなった。
トロ・ロッソのチーフデザイナーであるルカ・フルバト氏は2014年度の広範囲のルールの変更について、「素晴らしいチャレンジだが、とてもハードな仕事でもあった。ほとんど全てシステムは置き換えられ、信頼性という点においては確かに心配事である。なぜなら私達は過去数年にもたらされた基準点を知ることがないからだ」と語った。
トロ・ロッソはSTR9の最初の風洞実験室テストをチームの前回のプロジェクトより遥かに早い、2012年のクリスマス前に実施することができた。
「過去12ヶ月を越える期間に、我々は空力部門のサイズを大きくすることに働きかけてきた」とチームのテクニカル・ディレクターであるジェームズ・ケイ氏は語った。