フランスの自動車大手、シトロエンが2月5日に発表した『C4カクタス』。同車の公式映像が、ネット上で公開された。
シトロエンは2013年秋、フランクフルトモーターショー13にコンセプトカーの『カクタス』(『CACTUS』)を出品。その市販版のC4カクタスは、『C4』ファミリーの小型クロスオーバー車に位置付けられる。
C4カクタスのボディサイズは、全長4160mm、全幅1730mm、全高1480mm。ホイールベース2600mm。欧州Cセグメントの小型ハッチバック車からの代替ニーズを満たすクロスオーバー車として開発。
コンセプトカーから市販車に移行する過程で、大幅なデザイン変更を受けるモデルが多い中、C4カクタスはコンセプトカーのカクタスに忠実なデザイン。中でも、「エアバンプ」と呼ばれる新素材は、コンセプトカーから受け継がれたアイデアだ。
エアバンプは、素材の内部に空気カプセルを入れた弾力性に富む構造。C4カクタスの場合、ボディの前後やサイドに、エアバンプを装備。シトロエンによると、軽微な衝撃から、車体を保護する役割を果たすという。
室内は、前席に「ワイドソファスタイル」と名付けたベンチシートを採用。助手席用前面エアバッグを世界で初めてルーフに内蔵することで、助手席側の室内のゆとりや収納スペースを拡大させたのも、斬新なアイデア。
まさに、新感覚クロスローバーといえるC4カクタス。同車の新しさは、動画共有サイトで紹介されている。