米国で2月7日~9日に開催された「ティモニアム・モーターサイクル・ショー」。同イベントで、日本人アーティストのエンドウ・マコト氏が「箸」を使いドゥカティ『900SS』を描いている動画が配信されている。
「ティモニアム・モーターサイクル・ショー」は、米国中部大西洋地域において最も規模が大きいモーターサイクル・ショー。それゆえ米国のメーカーだけでなく、日本、イタリア、ドイツ、英国の様々なタイプのバイクが展示されたほか、カスタムバイクも多数展示された。
エンドウ氏は新潟県出身。日本の広告代理店ではテレビCMをはじめ新聞広告や数々のプロジェクトで活躍、ニューヨークに渡ってからも広告業界に携わり20年以上のキャリアを持つクリエイティブ・ディレクターだ。
エンドウ氏の技法はとてもユニークだ。日本人なら親しみがある箸に墨汁を付着させ、器用に紙へと押しあてていく。繊細な線によるリアリズムと、水墨画のようなオリエンタルな雰囲気から米国メディアでも注目されている。
今回のショーで彼がライブ・ペイントに選んだ1975年式ドゥカティ「900SS」は、空冷4ストローク・デスモドロミック2バルブのV型2気筒エンジンを搭載。この初代「SS」は、1972年にイモラサーキットで行われた200マイルレースで優勝した車両をモチーフにしている。