インド新車市場(乗用車)でトップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキは3月1日、2月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、10万9104台。前年同月比は0.4%減と、4か月連続で前年実績を下回った。
10万9104台の販売台数の内訳は、インド国内が9万9758台。前年同月比は1.8%増と、プラスに転じた。輸出は9346台で、前年同月比は19.5%減と、引き続き落ち込む。
車種別では、主力のサブセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『Aスター』などが、合計で8万4595台を販売。前年同月比は0.9%減と、引き続き前年実績を下回る。2012年2月に発売したスイフトの4ドアセダン、『ディザイア』は、0.2%増の1万8353台と好調。
バンセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が9932台を販売。前年同月比は22.1%増と2桁増が続く。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、新型コンパクトMPVの『エルティガ』を2012年4月に投入。しかし、2月はセグメント合計で5231台止まり。前年同月比は12%減と、2桁の落ち込みが続いた。
マルチスズキの2013年4月から2014年 2月までの新車販売(輸出を含む)は、104万1691台。前年同期比は、0.9%のマイナスとなっている。