米国のベンチャー企業で、プラグインハイブリッド(PHV)スポーツカー、『カルマ』を製造・販売していたフィスカーオートモーティブ。2013年11月の破産申請後、2014年2月に同社の資産を中国企業が落札したのを受けて、「新生フィスカー」が動き出した。
新たなブランド名は、「ザ・ニュー・フィスカー」。2014年2月の競売において、旧フィスカーオートモーティブの資産を、中国の万向集団が落札。その万向集団が主導する形で、ザ・ニュー・フィスカーを掲げて再出発が図られた。
ザ・ニュー・フィスカーは、公式サイトも立ち上げ。今後の同社の方向性を示している。
この中で、「早期にカルマの生産を再開したい」と表明。ただし、その時期に関しては、「生産品質に充分な自信を持てた時」と明言を避けた。
また、生産拠点に関しては、従来と同じフィンランドのヴァルメト・オートモーティブ社への委託か、旧フィスカーオートモーティブが買収した米国デラウェア州ウィルミントンの工場か、検討中としている。