近鉄奈良線100周年で「開業色」運行…スタンプラリーなども実施

鉄道 企業動向
4月29日から運行を開始する5800系「ヒストリートレイン」のイメージ。近鉄奈良線の開業時に使われていたデボ1形を模した塗装を施す。
4月29日から運行を開始する5800系「ヒストリートレイン」のイメージ。近鉄奈良線の開業時に使われていたデボ1形を模した塗装を施す。 全 4 枚 拡大写真

近畿日本鉄道(近鉄)は3月17日、奈良線の開業100周年を記念し、開業時の車両の塗装を施した「ヒストリートレイン」を運行すると発表した。

現在の近鉄奈良線は1914年4月30日、近鉄の母体会社である大阪電気軌道(大軌)の最初の路線として開業。今年4月30日に開業100年周年を迎えることから、記念イベントの一環として「ヒストリートレイン」を運行することにした。

「ヒストリートレイン」は、開業時に運行されていたデボ1形をイメージした塗装を、現在運用されている5800系に施す。運行開始日は4月29日の予定。奈良線を中心に定期列車として運行するほか、イベント列車としても運行する。

初日の4月29日は「ヒストリートレイン」を使用した「近鉄奈良線開業100周年記念 5800系・デボ1形塗装色車両撮影会ツアー」が行われる。大阪上本町駅9番線ホームで出発式(10時40分)を行った後、10時55分に同駅を「ヒストリートレイン」で出発。東花園車庫に移動して撮影会(約30分)を行う。その後、近鉄奈良駅周辺で自由時間を取り、最後は西大寺車庫の車窓見学(約30分)を経て、大阪上本町駅には14時58分に戻る。旅行代金は大人5000円・子供4500円。申し込みは近鉄の主要駅営業所で受け付ける。

100周年を記念したイベントも各種行われる。4月29日から5月7日までの9日間、近鉄百貨店上本町店で「近鉄奈良線開業100年のあゆみ展」と「近鉄奈良線開業100周年記念 鉄道まつり」を開催。「あゆみ展」は昔の駅舎や列車などの写真、沿線図、切符などの資料を展示する。「鉄道まつり」では、漫才コンビ「中川家」で鉄道マニアとしても知られる礼二さんのトークショー(4月29日)や、鉄道模型の展示、グッズ販売などを行う。

また、4月19日から7月8日にかけて「オリジナルバッジプレゼントスタンプラリー」が6回に分けて行われる。主要駅で配布されるスタンプラリーのリーフレットを入手した上で対象店舗・施設のスタンプ2個と対象駅に設置しているスタンプ1個を集める。大阪難波駅か大和西大寺駅の営業所にリーフレットを持参して係員のチェックを受けると、デボ1形や22600系「Ace」など、各回ごとに異なるデザインのオリジナルバッジがプレゼントされる。

《草町義和》

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