インド新車市場(乗用車)でトップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキは4月1日、3月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、11万3350台。前年同月比は5.5%減と、5か月連続で前年実績を下回った。
11万3350台の販売台数の内訳は、インド国内が10万2269台。前年同月比は5.2%減と、2か月ぶりのマイナス。輸出は1万1081台で、前年同月比は8%減と、引き続き落ち込む。
車種別では、主力のサブセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『Aスター』などが、合計で8万6018台を販売。前年同月比は6.4%減と、引き続き前年実績を下回る。2012年2月に発売したスイフトの4ドアセダン、『ディザイア』も、14.1%減の1万7237台と、マイナスに転じた。
バンセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が9752台を販売。前年同月比は2.6%増とプラスを維持した。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、新型コンパクトMPVの『エルティガ』を2012年4月に投入。3月はセグメント合計で9752台を販売。前年同月比は2.6%増と回復を遂げる。
マルチスズキの2013年度(2013年4月から2014年 3月)までの新車販売(輸出を含む)は、115万5041台。前年比は、1.4%のマイナスだった。