モスクワ市はこのほど、同市交通局が新たに導入した新型低床路面電車の営業運転を7月にも開始すると発表した。新型車は今後120編成が投入される予定という。
新型車はロシアメーカーの「Uraltransmash」とポーランドメーカーのPESAが共同開発。184人分の座席を備えた3車体連接の低床車で、ビデオカメラによる車内安全監視システムやロシアの人工衛星による測位システム「GLONASS」によるナビゲーションシステムなどを装備している。
同市のセルゲイ・ソビャーニン市長は「車内はほとんど騒音がなく、低床のため移動制約者にも使いやすい。まさに新世代の車両だ」と述べた。
新型車全120編成のうち70編成は年内に営業運転を開始し、残る50編成は2015年に投入される予定となっている。