マツダは4月16日、米国で開幕したニューヨークモーターショー14において、次期『MX-5』(日本名:『ロードスター』)の車台(シャシー)を先行公開した。
次期ロードスターの技術的ハイライトといえそうなのが、新開発の「SKYACTIVシャシー」。新型『アテンザ』や『CX-5』、新型『アクセラ』など、SKYACTIV搭載車のラインナップを拡大してきたマツダ。次期ロードスターが、フロントミッドシップエンジンと後輪駆動レイアウトを採用する初のSKYACTIV搭載車となる。
モデルチェンジの度に、車体を大型化する車が多い。これは、安全性や居住性の向上が目的。ロードスターも例外ではなかった。しかし、マツダによると、次期ロードスターの車台では、歴代の中で最もコンパクトなレイアウトを実現しているという。
また、運動性能の向上に有効なのが、車体の軽量化。次期ロードスターでは、優れたボディ剛性と衝突安全性を実現した上で、現行比100kg以上の軽量化が目標に掲げられた。
マツダが公開した次期ロードスターの車台からは、4気筒エンジンと球状のシフトレバーなどが確認できる。マツダは、「エンジンをさらに中央寄りに配置するとともに、低重心化を図った」と説明している。