三菱自動車の益子修社長は4月24日に都内にある本社で開いた決算会見で、「PHEV(プラグインハイブリッド車)でエボリューションというようなものがもしできれば、我々としては是非チャレンジしてみたい」との考えを明らかにした。
益子社長は「これまではコストを下げることにずいぶん力を入れてきたが、これからはコストを下げることはもちろん大事だが、1台1台の商品力強化をいかに引き上げていくかということをやっていきたい」と表明。
具体的には「環境対応技術は我々がこれから10年間、競争していくうえで非常に大きなものになるだろう。今まで我々、SUVとか四駆とか走りといったようなことをずっと追求してきたので、もう一度これについては走るとか四駆、あるいは楽しさとか、こういったものをもう一度追求することにも取り組んでいきたい。そうすると今後10年間、私どものクルマづくりも色合いがちょっと変わってくるかもしれないが、いいクルマができるのではないかと思っている」と説明。
その上で「PHEVでエボリューションというようなものがもしできれば、我々としては是非チャレンジしてみたい。そういうことも考えられるようには少しなってきたのかなと思っている」と述べた。