【新聞ウォッチ】GMまた300万台リコール、トヨタと「不名誉な世界一」競う

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年5月16日付

●GMまたリコール、計1000万台(読売・9面)

●パイオニア、AV縮小、家庭用事業の売却検討(朝日・13面)

●反動減長期リスクも、GDP年5.9%増、輸出の動向カギ(毎日・4面)

●池・自工会会長が取得税撤廃要望、就任会見で抱負(毎日・8面)

●日立社員が情報不正取得、国会図書館入札データ(毎日・25面)

●自動車保険料増税で値上げ、東京海上も0.9%(東京・7面)

●スズキ、「ジムニー」などリコール(日経・38面)

ひとくちコメント

リコール(無償回収・修理)の情報が後を絶たない米ゼネラル・モーターズ(GM)が、また、米国を中心に新たに約300万台のリコールを実施するという。

同社が発表したのを受けて、きょうの各紙が取り上げている。それによると、今回のリコールは、シボレー『マリブ』やポンティアック『G6』などのテールランプの不具合のほか、マリブのブレーキの不具合を含む計5件。そのほか、スポーツカーのシボレー『コルベット』、多目的スポーツ車(SUV)やフルサイズトラックなどにも不具合が発覚しているという。

読売は「GMまたリコール、計1000万台」との見出し。日経も「GMリコール300万台追加、トヨタと同規模」として、「一連のリコールは1000万台規模に膨らみ、トヨタ自動車が2009年から10年にかけて実施した3件の大規模リコールと同規模。好調な販売に影響が及ぶ可能性が出てきた」と伝えた。

新車の販売台数で「世界一」を競うのはいいが、不名誉なリコールの台数でメディアが比較して報じなければならないのも情けない話である。

《福田俊之》

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