ベントレー東京の正規ディーラー、コーンズ・モータースは5月30日にベントレー『フライングスパーV8』を英国大使館にて発表した。コーンズ・モータースは、1964年からベントレービジネスを開始しており、今年で50年を迎える。
通常新型車の発表会は、メーカーやインポーターの主催だが、今回は正規ディーラー主導のもと開催された。
コーンズ・モータース、ベントレー東京マーケティングマネージャーの土田裕幸氏は、その理由について、「フライングスパーV8の日本到着と、当夜に開催するコーンズ・モータース主催のベントレービジネス50周年記念パーティの日程が近いことから、ベントレージャパンの好意により、コーンズ主導の発表会となった」説明。
ベントレーモーターズジャパンリージョナルマネージャーの牛尾裕幸氏は、「50年、半世紀にわたり、ベントレー車の販売、アフターセールスに多大なるご尽力をいただいた。これはメーカー、インポーター、ディーラーの垣根を越えた信頼関係なくしては成し得なかったことではないか」とコメント。
そして、「今後も引き続きこの信頼関係を熟成し高めあうことで、ベントレーファンをより一層増やし、ベントレービジネスの更なる成功へ向けて、良きビジネスパートナーとしてお互い協力しあっていきたい」と述べる。
今回発表されたフライングスパーV8は、「昨年発売したフライングスパーW12モデルに続き、我々にとって非常に重要なモデルだ。基本価格は2000万円を切る1890万円と、非常に魅力的な価格設定にしているので、いままで以上に新しいユーザーとの出会いの機会が増えていくのではないか」(牛尾氏)という。
最後に牛尾氏は、「このV8モデルは既に受注を開始しており、日本へのデリバリーは今年の秋を予定している。因みに今年は50台以上の台数を、デリバリーが出来るのではないかと思っている」と語った。
フライングスパーV8は、4リットルV8エンジンをツインターボで加給。最高出力507ps、最大トルク660Nmを発揮。最高速度は295km/h、0-100km/h加速は5.2秒だ。ZF製8速ATを組み合わせ、駆動方式は4WD。ボディサイズは全長5299mm、全幅2208mm、全高1488mm、ホイールベースが3066mm。価格は1890万円。