インド新車市場(乗用車)でトップシェアを誇るスズキのインド子会社、マルチスズキは6月2日、5月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、10万0925台。前年同月比は19.2%増と、7か月ぶりに前年実績を上回った。
10万0925台の販売台数の内訳は、インド国内が9万0560台。前年同月比は16.4%増と、3か月ぶりのプラス。輸出は1万0365台で、前年同月比は51.2%増と、2か月連続で増加する。
車種別では、主力のサブセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『Aスター』などが、合計で7万4536台を販売。前年同月比は12.4%増と、回復を遂げた。2012年2月に発売したスイフトの4ドアセダン、『ディザイア』も、9.8%増の1万8953台と、3か月ぶりのプラス。
バンセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が1万0771台を販売。前年同月比は50.2%増と、2か月ぶりに増加した。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、新型コンパクトMPVの『エルティガ』を2012年4月に投入。5月はセグメント合計で5253台を販売。前年同月比は22%増と、2か月ぶりに増加する。
マルチスズキの2013年度(2013年4月から2014年 3月)までの新車販売(輸出を含む)は、115万5041台。前年比は、1.4%のマイナスだった。