トヨタ自動車の米国市場における主力中型SUV、『ハイランダー』。同車の新型が、この3か月で3度目のリコール(回収・無償修理)を行うことが判明した。
これは6月4日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売から、新型ハイランダーに関するリコールの届け出を受けたと発表している。
今回のリコールは、エアバッグの制御ユニットの不具合が原因。NHTSAによると、新型ハイランダーの助手席エアバッグの制御ユニットに不具合があり、助手席に子どもが着座した場合の検出が適切に行われず、大人と判断して、シートベルトフォースリミッターが作動する恐れがあるという。
リコールの対象になるのは、2014年モデルの新型ハイランダー(ハイブリッドを含む)の一部。米国で販売された、およそ5000台がリコールに該当する。
米国トヨタ販売は、対象車両を保有する顧客に連絡。販売店で6月半ばから、リコール作業を行う予定。なお、これで新型ハイランダーの最近のリコールは、3月の3列目座席中央のシートベルトの不具合、6月2日の2列目シートの不具合に続き、3度目となった。