トヨタのエアバッグリコール、全世界に拡大…227万台に

自動車 テクノロジー 安全
先々代トヨタ カローラ北米仕様
先々代トヨタ カローラ北米仕様 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車が6月11日、日本国内で届け出た助手席エアバッグの不具合による約65万台のリコール(回収・無償修理)。このリコールが、全世界に拡大している。

今回のリコールは、助手席エアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合によるもの。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。

これにより、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇。インフレータ容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷する恐れがある。トヨタによると、実際にこの不具合に起因する火災が、日本国内で1件報告されているという。

リコールの対象となるのは、『カローラ』シリーズ、『アルファード』、『ノア』、『ヴォクシー』など20車種。2000年12月から2004年4月にかけて生産された合計64万8081台が該当する。

このリコールは、全世界に波及。トヨタの米国法人、米国トヨタ販売によると、米国では、『カローラ』や『タンドラ』、『セコイア』などがリコールの対象となり、合計台数はおよそ76万6300台。全世界で、およそ227万台という大規模リコールに発展している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  3. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  4. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  7. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  8. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  9. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  10. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
ランキングをもっと見る