米国の自動車最大手、GM。同社の傘下にあった時代のサーブ車について、米国でリコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。
これは6月13日、GMが明らかにしたもの。一連のリコール問題を受けて、過去の不具合を精査した結果、サーブ『9-3カブリオレ』のリコールを発表している。
今回のリコールは、運転席のシートベルトテンショナーの不具合が原因。GMによると、9-3カブリオレの運転席シートベルトテンショナーのケーブルに切断の可能性があり、その場合、シートベルトが本来の機能を発揮しない恐れがあるという。
リコールの対象になるのは、2004-2011年モデルのサーブ9-3カブリオレ。米国で販売された2万8789台が、リコールに該当する。
なおGMは、「この不具合に起因した事故や死傷者の報告はない」と説明している。