米国の自動車最大手、GMの欧州部門のオペルは6月13日、2014年1-5月の欧州新車販売の結果を公表した。オペルと英国のボクスホールを合わせた総販売台数は、45万4807台。前年同期比は3.6%増だった。
オペルはドイツを含めた欧州10か国で、市場シェアを6.88%へ拡大。欧州全体でのシェアは、5.77%へ増えた。
5月単月の欧州での新車販売台数は、9万5143台。市場シェアは5.96%へ上昇した。小型SUVの『モッカ』が、欧州での累計受注台数24万台以上と好調。入門コンパクトカーの『アダム』も9万台以上、フラッグシップ車の『インシグニア』も10万台以上と、受注を伸ばす。
オペルの2013年世界新車販売は、106万3979台。前年実績に対して、ほぼ横ばいだった。2013年の世界販売台数は、GM内ではシボレーブランドに次ぐ第2位。欧州では、フォルクスワーゲンとフォードに次いで、乗用車で第3位の地位を占めた。
オペルのピーター・クリスティアン・カスペルト営業担当取締役は、「オペル車の人気は非常に高い。このおかげで多くの欧州の国で、再び市場シェアを拡大した」と語っている。