米国の自動車大手、フォードモーターの欧州法人、フォードオブヨーロッパは6月17日、2014年1-5月の欧州市場における新車販売の結果を公表した。総販売台数は、49万6400台。前年同期比は7.7%増と、欧州市場平均の6.6%を上回る伸び率を示す。
信用不安によって、欧州市場での落ち込みが続いていたフォードだが、ここ数か月は回復傾向。1-5月の市場シェアは、前年同期比0.1ポイント増の7.9%に拡大する。
市場別の1-5月実績は、英国が17万4400台でトップ。これに次いだのはドイツで、9万9600台。以下、イタリアが4万5200台、フランスが4万1600台、スペインが2万8100台、ロシアが2万6500台で続く。
1-5月の車種別実績は、『フィエスタ』、『フォーカス』、『C-MAX』、『クーガ』の順。とくにクーガは新型投入の効果で、前年同期比40%の伸び。商用車では、『トランジット』の販売が好調。
フォードオブヨーロッパのRoelant de Waard営業&マーケティング担当副社長は、「フィエスタ、クーガ、トランジットなど、最新フォード車が2014年の好調な新車販売の立ち上がりに貢献した」と語っている。