日産自動車が、6月17日に発表したバーチャル(仮想空間の)スポーツカー、『コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモ』。同車の公式映像が、ネット上で公開されている。
同車は、「プレイステーション3」専用ソフトウェア、『グランツーリスモ6』と自動車メーカーのコラボレーション企画、「ビジョン グランツーリスモ」で誕生した1台。開発コンセプトは、「未来の2+2レイアウトのスーパーカー」。
英国ロンドンの日産デザインヨーロッパの若手デザイナーが、自由に夢のスポーツカーをデザインするというスタイルでプロジェクトを開始。その後、デザインを受け取った日産テクニカルセンターのエンジニアが技術的なフィードバックを織り込み、デザインとテクノロジーのコラボレーションを重ねて開発が進められた。
現時点では、コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモに関する情報は少ない。まず、駆動方式は4WD。アクティブサスペンションが採用される。また、サーキット走行を重視し、先進のエアロダイナミクスボディを導入。なお、パワートレインに関しても、現時点では公表されていない。
6 月26日、日産は公式サイトを通じて、コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモの映像を配信。そのデザインに込められた狙いを中心に紹介。担当デザイナーの、「まるで陸上の戦闘機」との言葉が印象的だ。