イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリ。同社のクラシックカーが、日本円で18億円を超える価格で落札された。
これは6月27日、英国で開催中の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2014」での出来事。「ボナムズ」主催のオークションに、1954年式フェラーリ『375-Plus』が出品されている。
フェラーリ375-Plusは、標準仕様のフェラーリ『375』に対して、パワフルなエンジンを搭載。排気量を4.5リットルから4.9リットルへ拡大したV型12気筒ガソリンユニットは、最大出力330psを引き出した。
ピニンファリーナが設計したアルミ製ボディは、バルケッタスタイル。わずか5台が生産されただけで、今回、オークションに出品された1台は、シャシーナンバー「0384」。1954年のルマン24時間耐久レースや、ミッレ・ミリアに参戦した1台。
クラシックフェラーリの中でも、とくに希少価値の高いとされる同車の価格は、瞬く間に上昇。最終的に2人が競い合った結果、1070万ポンド(約18億7400万円)で落札されている。