公共輸送機関を所有する国営企業のシャリカ・プラサラナ・ネガラは、クラン・バレー高架鉄道(LRT)とクアラルンプール・モノレール駅の命名権(ネーミングライツ)制度を導入することを明らかにした。ザ・サンやザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ベルナマ通信が報じた。
東南アジアでは初の取り組み。ネーミングライツ制度の下で、プラサラナは入札を実施し、企業やブランドなどを募集する。ネーミングライツを取得した企業及びブランドは、駅を改修したりWi-Fi設備を設置したりすることができる。
プラサラナはネーミングライツを実施することで補助事業による売り上げの総売上を占める割合が、2017年までに30%に増加すると見込んでいる。2013年は11%だった。現在は広告、自家用車と鉄道を乗り継ぐパーク・アンド・ライド(P&R)、小売、技術サービス、不動産開発などの補助事業を行っている。中でも不動産開発事業が2017年までに65%となり、最も貢献度が高い事業となると見込まれている。