イタリアのスーパーカーブランド、ランボルギーニは7月17日、新型『ウラカン LP610-4』を日本で発売した。搭載されるパワーユニットは5.2リットルV型10気筒自然吸気エンジン。このユニットにはランボルギーニ初の新技術が採用されている。
ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン代表兼CEOは「ウラカンには、本能を呼び覚ますテクノロジーを注ぎ込んだ」と語る。
エンジンについてヴィンケルマンCEOは「エンジンの基本仕様は自然吸気のV10ユニットであることにこだわった。ウラカンのパワーユニットには新しい試みとして「イニエツィオーネ・ディレッタ・ストラティフィカータ(IDS)」という二次燃料噴射システムを採用している」とコメントした。
このIDSは、エンジンが低回転・低加重時に燃料を間接的にマニフォールドに噴射し、燃料消費と微粒子の排出を抑える。そして高回転・高加重時には燃料を直接燃焼室に噴射し、このときに発生するスワール流で気筒壁面を冷却、これにより12.7:1という高い圧縮比となる。ガソリンの直接噴射とポート噴射を融合し、『ガヤルド』に比べ出力とトルクを向上させ、かつ低燃費、低排出ガス実現する技術である。
ヴィンケルマンCEOは「低回転域から分厚いトルクを発生するこのパワーユニットは、非常にランボルギーニらしさに溢れている」と語った。