【マツダ デミオ プロトタイプ 試乗】ハイセンスなインテリアでシアワセな気分に…藤島知子

試乗記 国産車
マツダ デミオ プロトタイプ 1.5リットル ディーゼル
マツダ デミオ プロトタイプ 1.5リットル ディーゼル 全 40 枚 拡大写真

クラスの概念を打ち破ることをテーマとして開発された4代目の『デミオ』。「小さいクルマ=それなり」の作りで終わらせるのではなく、内外装の質感を高めたり、上級セグメントのクルマに乗っているかのような走りの質を狙った作り込みが行われた。

コンセプトモデル『跳(HAZUMI)』と比べると、取り回しを意識して全幅は35mm縮められ、ホイールベースも短くなり、居住性拡大のためにキャビンが大きくなったが、5ナンバーサイズに留めたわりには豊かな造形といえる。

何よりも、個人的に注目したいのは「このクラスで世界のベンチマークとなる存在を目指した」というインテリアの作り込みだ。

ダッシュボードの水平ラインやドアの内張り、センターコンソールにはステッチ入りのレザーが用いられた仕様もあり、シンプルなデザインを構成する上で質感にこだわった素材をあしらい、モダンな空間を演出することに成功している。

レザーシートはブラックのほかにホワイト色のものが用意されているのも贅沢だが、素材はアテンザのものを用いているという。コンパクトカーとは思えない、上質でハイセンスなインテリアに囲まれた空間は毎日触れていてシアワセな気分に浸れそうだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

藤島知子|モータージャーナリスト
幼い頃からのクルマ好きが高じて、2002年からワンメイクレースに挑戦。市販車からフォーミュラカーに至るまで、ジャンルを問わず、さまざまなレースに参加している。2007年にはマツダロードスターレースで女性初のクラス優勝を獲得した経験をもつ。現在はクルマの楽しさを多くの人に伝えようと、自動車専門誌、一般誌、TV、ウェブ媒体を通じて活動中。走り好きの目線と女性の目線の両方向から、カーライフ全般をサポートしている。COTYの選考基準は、クルマと共に過ごす日常において、気持ちを豊かにしてくれるクルマかどうかに焦点を当てる。

《藤島知子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. かつての『ハイラックスサーフ』、15年ぶりのモデルチェンジへ…トヨタが予告
  2. 今スズキの250ccスポーツが面白い!快適ツアラーな『GSX250R』に俊足エクスプレスの『ジクサーSF250 / 250』もPR
  3. 東京E-Prix 市街地コースは臨海都心に準備…フォーミュラE[写真32枚]
  4. 【スバル レヴォーグレイバック 新型試乗】「アウトバック」以来、30年にわたる挑戦の成果…諸星陽一
  5. 日産『エルグランド』一部仕様変更、安全装備を強化
  6. ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
  7. ホンダ『フリード』次期型予想に注目! ボディ拡大? デザインは?…土曜ニュースランキング
  8. BYDが高級ブランド デンツァ『D9』の先行受注を開始! 同じ右ハンドル市場の日本投入は?…バンコクモーターショー2024
  9. シトロエンが新型SUVクーペ『バサルト・ビジョン』を発表 南米で2024年内に発売へ
  10. マットブラックのカスタムハイエース、限定20台で発売決定
ランキングをもっと見る