ドイツの高級車メーカー、BMWが9月下旬、欧州で発売する『2シリーズ アクティブ ツアラー』。同車の主力市場は、欧州と中国になる。
2シリーズ アクティブ ツアラーはBMWブランドにとっては、初のMPVセグメント車。小型ボディで広い室内を実現するため、BMWは駆動方式に新たな試みを導入。BMWといえば、これまでFR駆動を基本としてきた。しかし、2シリーズ アクティブ ツアラーでは、BMWブランドとして初めて、FF方式を基本とする。
7月23日、BMWは2シリーズ アクティブ ツアラーのメイン市場を公表。全販売のおよそ40%は欧州、中国がおよそ15%になるとの見込みを明らかにした。
欧州はもともと、小型MPVに対して需要が根強い市場。中国はセダンが主力だったが、ここ数年はSUVやミニバンなど、顧客のニーズが多様化している。
BMWのハラルド・クルーガー生産担当取締役は、「2シリーズ アクティブ ツアラーに対する顧客の反応は、非常にポジティブ。この車の成功に向けて、自信を感じる」と述べている。