高松市を中心とした香川県内の鉄道路線を運営する高松琴平電気鉄道(ことでん)はこのほど、20形23号のリニューアルに関する意見募集を始めた。
23号は1925年、大阪鉄道(現在の近鉄南大阪線)の電車として製造され、1961年にことでんが譲り受けた。製造からまもなく90年を迎える現在は動態保存車となっており、運転日限定のレトロ電車として運用されている。11月から2015年4月まで23号の定期検査が行われることから、ことでんは同車の車体塗装について、一般からアンケート調査形式で意見を募集することにした。
意見は同社ウェブサイトのアンケート入力フォームで受け付けており、塗装に関する項目は「そのままでよい(茶色とクリーム色のツートン)」「300号のような茶色一色」「リバイバルカラー(赤と白のツートン)」が設定されている。募集期間は8月15日18時まで。ことでんは「調査の結果を反映し、23号が生まれ変わる予定です」としている。