TRWは、日本の大手自動車メーカー3社向けに最新型電動パーキングブレーキ(EPB)の供給を開始し、さらに、4社目となる自動車メーカー向けの生産開始も近々予定していると発表した。
TRWの最新型EPBシステムは、通常時は、従来型の油圧ブレーキとして機能し、駐車時および緊急時には電動ブレーキとして機能する。
TRWのピーター・レイク副社長は「EPBシステムをビデオ信号と統合することで、危険を検知すると自動的にブレーキをかけることができる。また、EPBをABS機能を有する横滑り防止装置(ESC)と統合することで、緊急ブレーキ時の安全性をさらに高めることができる」と述べている。
TRWのEPBシステムは、一般的なフットペダルやハンドレバーの代わりに電気ケーブルとコントロールスイッチを使用することで、車両への搭載性を簡素化するとともに、車内のインテリアデザインの自由度も高めている。