東風日産乗用車公司(DFL-PV)は8月6日、今後の事業発展に重要な役割を果たすことになる「ヴェヌーシア・デザインセンター」「先進工程技術センター」「企業大学」の定礎式を行った。主要な第1期工事は2015年に完成する予定。
東風日産による、これらセンターへの投資総額は約5億人民元(約83億円)。ヴェヌーシア・デザインセンターと先進工程技術センターは、東風日産の自主ブランド「ヴェヌーシア」の専用設備となる。専用のデザインセンターと先進工程技術センターを有するのは、外資系合弁企業の自動車ブランドとしては中国初となる。
ヴェヌーシア・デザインセンターは、エクステリアおよびインテリアデザイン、カラーデザインを行うとともに、クレーモデルやデジタルモデルの製作や、将来に向けたヴェヌーシアのデザインの特徴の明確化を図る。先進工程技術センターは、ヴェヌーシアブランドの新型車の試作や解析と、先進的な生産技術の開発などを担当する。
一方、企業大学では、エンジニアリングスタッフやディーラー、サプライヤーに対するトレーニングの実施や、教育用プログラムの提供を行う。また、若者の雇用やトレーニングを行う機関とも協力していく。