イグニッション(点火)スイッチの不具合による大規模なリコール(回収・無償修理)を実施している米国の自動車最大手、GM。同様の不具合によるリコールを、二輪大手も行うことが分かった。
これは8月1日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。米国の高級二輪メーカー、ハーレー・ダビッドソンから、リコールの届け出を受けたと公表している。
今回のリコールは、2014年モデルの『DYNA ローライダー』にオプション装備される「パフォーマンス・エレクトリック・コントロール・モジュール」の不具合によるもの。このオプションは、エンジンをさらに高回転まで回すことを可能にする。
しかし、高回転まで回した際、エンジンの振動が大きくなり、その影響でイグニッションスイッチが勝手にアクセサリーの位置へ動き、エンジンが停止する恐れがある。
ハーレー・ダビッドソンは、対象車3361台を保有する顧客に通知。販売店で、エンジンマウントブラケット一式とイグニッションスイッチノブを交換するリコール作業を行うとしている。