ドイツの高級車メーカー、BMWが電動化技術に特化して立ち上げた新ブランド、「i」のプラグインハイブリッド(PHV)スポーツカー、『i8』。同車の米国第一号車が、オークションで高値落札された。
これは8月16日、米国で開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」の「Gooding & Company」オークションでの出来事。BMWの米国法人、BMWオブノースアメリカが、『i8』の「コンクール・デレガンス・エディション」を出品している。
同車は、i8をベースにしたワンオフモデル。i8の米国導入第一号車で、ボディカラーは、BMWインディビジュアルが手がけた特別なフローズングレーメタリックで塗装された。インテリアには、ブラウンのレザーでコーディネート。シートベルトや各種ステッチ類は、BMWの「i」ブランドを象徴するブルーで仕上げられた。
このi8のコンクール・デレガンス・エディションが8月16日、オークションにおいて、82万5000ドル(約8465万円)で落札。同車の米国ベース価格は13万5000ドル(約1385万円)だから、6倍以上の値が付いた計算となる。
なお、オークションの収益は、慈善団体に寄付される予定。BMWオブノースアメリカは、「i8にとって、オークションの世界最高値記録となった」とコメントしている。