ホンダの米国法人、アメリカンホンダは8月21日、米国向けの『CR-Z』に、スーパーチャージャー仕様の「HPDストリートパフォーマンス」を設定すると発表した。
HPDとは、ホンダ・パフォーマンス・デベロプメントの略。ホンダが米国で展開する、高性能化を目的とした純正カスタマイズパーツシリーズの総称。ホンダは2012年秋、米国ラスベガスで開催されたSEMAショー12に『HPDスーパーチャージド CR-Zコンセプト』を出品。そのノウハウを今回、市販車に応用した。
CR-ZのHPDストリートパフォーマンスでは、エンジンにスーパーチャージャーを追加しているのが特徴。さらに、専用エンジンコンピューター、インタークーラー、ハイフロー燃料インジェクター、スポーツエグゾーストなどを採用。最大出力はノーマル状態の130hpから197hpへと、67hp引き上げられた。
パワーアップに対応して、サスペンションやブレーキ、タイヤなど、足回りの高性能化が図られた。エアロパーツや18インチアルミホイール、ミシュラン製「パイロット・スーパースポーツ」タイヤも設定される。
HPDストリートパフォーマンスは、米国のホンダ販売店で取り扱われており、新車状態での装着はもちろん、2013‐2014年モデルの顧客には、後付けでの装着も可能。スーパーチャージャーキットの価格は、取り付け費別で5495ドル(約57万円)。5年間・走行9万6000kmのホンダのパワートレイン保証が適用される。