ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは9月10日、8月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万4943台。前年同月比は30.2%増と、引き続きプラスを維持した。
市場別実績は、欧州が回復。欧州では8月、3447台を販売。前年同月比は36.5%増と、5か月連続で前年実績を上回った。このうち、地元ドイツは1591台を売り上げ、前年同月比は51.5%増。5か月連続で前年実績を超えた。
また、米国は前年同月比36.5%増の4540台と、7か月連続で増加。単一国としては、7か月連続で中国を上回り、最量販市場となった。その中国の8月実績は、4115台。前年同月比は6.6%増と、3か月連続で増加した。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東は、20.8%増の6083台と、2か月連続のプラス。
2014年1-8月実績を車種別で見ると、『パナメーラ』がおよそ1万6700台。前年同期比は23%増と伸びた。『ケイマン』も16%増の7200台と好調。
ポルシェの2014年1-8月世界新車販売は、前年同期比12.2%増の11万9814台。同社のベルンハルト・マイヤー営業&マーケティング担当取締役は、「新型『カイエン』の投入により、さらなる成長が見込まれる」と述べている。