ピアッジオグループジャパンは9月16日、2015年のMotoGPにアプリリアがファクトリーチームとして復帰する事を発表した。当初の計画より1年前倒しとなる。
2015年アプリリア・レーシングのライダーを務めるのは、現MotoGPクラスに出走するGO&FUN ホンダ・グレシーニのライダー、アルバロ・バウティスタ選手。2006年にはアプリリアのマシンを駆り125ccクラスチャンピオンに輝いた経歴を持ち、MotoGPクラス直近5年で、3度の表彰台と1度のポールポジションの実績がある。
今回の起用にあたりバウティスタ選手は「ファクトリーチームでレースをする事は目標だった。今回アプリリアとの契約にサインする事ができて凄くハッピーだ。かつて大きな成功を収めたチームだけに、モチベーションは高い」と述べている。同選手の契約は2年間。
アプリリアのMotoGP復帰は計画されていたが、ここに来て1年前倒しでの電撃復帰となる。この事について、伊ピアッジオグループのロベルト・コラニーノ チェアマン兼CEOは「我々の技術、競争力が最高レベルにあると判断し、1年前倒しでの復帰を決定した。スーパーバイク世界選手権で、2009年のルーキーイヤーから、5年で5つのワールドタイトルを獲得するというチームの急激な成長も、後押しとなっている」とコメントした。
2015年MotoGPは、日本からも「スズキ」がシリーズに復帰する。現在のホンダ、ヤマハ、ドゥカティに加え一気に2社が加わる事になり、白熱の展開となりそうだ。