トヨタはジャカルタモーターショーで、インドネシアにおけるフルラインアップを会場に並べた。新型『ヤリス』もその一台。2013年の中国・上海モーターショーで公開され、順次アジア地域での販売を開始している。「ヤリス」と言えば『ヴィッツ』の海外名だったが、同モデルよりアジア専用開発車となった。
新型ヤリスは新興国向けに最適化された新型プラットフォームを採用。エクステリアもヴィッツとは大きく差別化され、より若々しくアグレッシブなデザインとした。また、ヴィッツとヤリスが決別したように、車体を共有するセダンの『ヴィオス』(日本では『ベルタ』として販売)も新プラットフォームを採用し生まれ変わっている。
新型ヤリスのボディサイズは、全長4115mm×全幅1700mm×全高1475mm、ホイールベースは2550mm。日本のヴィッツと比べると、230mm長く、5mm幅広に、一方全高は25mm低い。ホイールベースは40mm長くなっており、全高以外は一回り大きく、『オーリス』に近いサイズになっている。
109psの1.5リットルエンジンを搭載、トランスミッションは5速マニュアルと4速オートマチックを設定する。通常グレードのほか、若者向けらしくカスタムモデルの「TRD仕様」も選択が可能だ。
今回のショーでは、通常グレード車に社外アルミホイールやアクセサリーを装備した特別仕様車が展示された。オレンジメタリックが特徴だ。さらに会場では、「LED仕様」なるショーモデルも展示。ボディ全面にLEDを配置し、音楽とともに映像を投影した。
新型ヤリスの価格は2億1920万ルピア(約220万円)から。