英国の高級車メーカー、ジャガーカーズは9月25日、新型セダンの『XE』用の新エンジン、「インジニウム」のうち、ディーゼルエンジンの詳細を明らかにした。実車は10月、パリモーターショー14で初公開される。
ジャガーXE は、同社のミドルクラス車、『XF』の下に位置する新しい小型セダン。欧州プレミアムDセグメントに属するメルセデスベンツ『Cクラス』、BMW『3シリーズ』、アウディ『A4』、レクサス『IS』などに対抗する。
すでにXEは9月8日、英国ロンドンでワールドプレミアされた。しかし、この際、披露されたのは、高性能グレードの『XE S』のみ。XE Sは3.0リットルV型6気筒ガソリンエンジンを、スーパーチャージャーで過給した『Fタイプ』用のユニットを搭載していた。
一方、パリモーターショー14 で初公開されるXEは、シリーズの標準グレード。ジャガー・ランドローバーが新開発した2.0リットル直列4気筒エンジン、インジニウムを積む。
今回、発表されたのは、インジニウムのディーゼル版の詳細。標準仕様では、最大出力163ps、最大トルク38.7kgmを発生。欧州複合モード燃費26.5km/リットル、CO2排出量99g/kmと、優れた環境性能を達成する。
排出ガス性能は、ユーロ6に適合。DPFやEGR、SCRなどの採用で、クリーンな排出ガスを実現した。また、このディーゼルには、高出力版も用意。最大出力180ps、最大トルク43.8kgmを引き出す。