イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリは9月25日、『458スペチアーレA』の概要を明らかにした。実車は10月、フランスで開催されるパリモーターショー14で初公開される。
458スペチアーレAの「A」とは、アペルタの略。『458スパイダー』の高性能版として、全世界で499台が限定販売される。
すでにフェラーリは、クーペボディの『458イタリア』の軽量・高性能バージョンとして、『458スペチアーレ』を発売。今度はオープン版の458スパイダーにも、スペチアーレが設定された。
458スペチアーレA のエンジンは、458スペチアーレと共通。ミッドシップに積まれる直噴4.5リットルV型8気筒ガソリンエンジンは強化。燃焼効率のアップや、ピストンのジオメトリー変更による圧縮比の向上、吸排気系の見直しなどを実施する。
その結果、最大出力は605hp/9000rpmへ、35hp向上。最大トルクは55.1kgm/6000rpmと据え置き。トランスミッションは、7速デュアルクラッチ「F1」。動力性能は0-100km/h加速3.0秒と、クーペ版と変わらない。なお内外装は、高性能ぶりを誇示する仕上げとしている。