【パリモーターショー14】シトロエン C4カクタス に「空気ハイブリッド」…燃費50km/リットルを実現

自動車 ニューモデル モーターショー
シトロエン C4カクタス エアフロー 2L(パリモーターショー14)
シトロエン C4カクタス エアフロー 2L(パリモーターショー14) 全 11 枚 拡大写真

フランスの自動車大手、シトロエンは10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー14において、コンセプトカーの『C4カクタス エアフロー 2L』を初公開した。

同車は、シトロエンの新型クロスオーバー車、『C4カクタス』をベースに、究極の燃費性能を追求したコンセプトカー。PSAプジョーシトロエンが開発した新世代ハイブリッド技術、「ハイブリッド エア」を搭載する。

ハイブリッド エアは、その名前通り、空気(圧縮空気)を使ったハイブリッドシステムという点が特徴。システムは、1.2リットル直列3気筒ガソリンエンジン(最大出力82ps)、ギアボックス、モーター、圧縮空気タンクなどで構成。従来のハイブリッドは、二次電池としてニッケル水素バッテリーやリチウムイオンバッテリーを使用してきた。ハイブリッド エアでは二次電池を使わず、圧縮空気がバッテリーの役割を果たす。

走行モードは3種類。ガソリンエンジンで駆動する「ガソリンモード」、ガソリンエンジンとモーターで駆動する「複合モード」、モーターだけで駆動する「エア(ゼロエミッション)モード」の3種類の走行モードを備える。エアモードでは、圧縮空気によって、モーターを駆動する。

また、車両重量は、市販車のC4カクタスに対して、100kg軽量化。これは、カーボンファイバーやアルミ、ポリカーボネートなどの素材の採用による。エアロダイナミクス性能も市販車に対して、20%向上させた。

環境性能に優れるのも、ハイブリッド エアの特徴。C4カクタス エアフロー 2Lの欧州複合モード燃費は、50km/リットル。車名の「2L」が示すように、100km走行して、わずか2リットルの燃料しか消費しない燃費の性能を達成した。シトロエンは、「ハイブリッド エアが燃費を30%向上させる」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  2. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  3. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  4. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  5. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  6. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  7. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  8. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  9. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  10. アントレックスが折りたたみ電動スクーター『MK114』発売へ、軽自動車にも積載可能
ランキングをもっと見る