【カーオブザイヤー14】マツダ デミオ が“今年のクルマ”に…受賞のポイントは?

自動車 ビジネス 国内マーケット
鈴木俊治実行委員長(左)とマツダ 藤原清志常務執行役員
鈴木俊治実行委員長(左)とマツダ 藤原清志常務執行役員 全 21 枚 拡大写真

10月13日に発表された2014-15 日本カー・オブ・ザ・イヤー(JCOTY)は、マツダ『デミオ』が最多得票を獲得し、大賞に輝いた。4つの部門賞も含め、実行委員会が発表した受賞理由は以下の通り。

●日本カー・オブ・ザ・イヤー(大賞):マツダ『デミオ』
【受賞理由】
国産コンパクトカーの常識を打ち破るデザインとクオリティ、そしてテクノロジーをリーズナブルな価格で 実現したこと。低燃費技術を追求するなかで、新しい選択肢として小型クリーンディーゼルを採用する一方、MTモデルをリリースするなど多彩なニーズに配慮している点も好印象で、軽快なフットワークと相まってクルマの楽しさを再認識させてくれた。独自の魅力にあふれ、日本から世界に向けてアピールできる実力を持ったコンパクトカーである。

●インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:メルセデスベンツ『Cクラスセダン』
【受賞理由】
セグメントにとらわれることなく、メルセデス・ベンツが現在持つ技術をあますことなく投入し、全力でユー ザーにいいクルマを届けようとした力作。世界最高水準の衝突回避システムや運転支援機能、時代が求める環境性能を備えながら、走りの良さと快適性を高次元でバランスさせている。

●イノベーション部門賞:BMW『i3』
【受賞理由】
単に電気自動車というだけでなく、生産から使用、そして廃棄といった、車両を生産する過程すべてに 徹底的なエコ思想を貫き、自動車が直面している課題に真正面から取り組んだ姿勢を高く評価。軽量化技術の最 先端である CFRP(カーボンファイバー)を量産した意義も大きい。

●スモールモビリティ部門賞:ホンダ 『N-WGN/N-WGNカスタム』
【受賞理由】
軽自動車という枠をはるかに越えた安全性への取り組みによって、 JNCAP5つ星という快挙を成し遂げ た。その驚きの衝突安全性能に加えて走行安定性能の高さも際立つ。ハード面でのクオリティの高さが徹底的に追及されており、軽自動車全体の底上げに貢献すると期待できる。

●特別賞:トヨタの燃料電池車への取り組み
【受賞理由】
次世代エネルギーの水素を使った燃料電池車として、トヨタ FCV は世界でいち早く量販化を決定して、価格のメドを発表。インフラ整備が課題であることはもちろんだが、実用化のハードルとして懸 念されていた水素充填機を共同開発し展開することなどに加え、一般販売を実現したことの意義は大きく、 日本が世界市場を牽引する分野としても、大いに期待できる。

●得票結果
1位 マツダ デミオ:423点
2位 メルセデスベンツ Cクラスセダン:404点
3位 BMW i3:340点
4位 スバル レヴォーグ:124点
5位 スズキ ハスラー:65点
6位 日産 スカイライン:41点
7位 プジョー 308:41点
8位 ジープ チェロキー:15点
9位 ホンダ N-WGN/N-WGN カスタム:13点
10位 トヨタ ヴォクシー/ノア:9点

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  3. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  4. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  7. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  8. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  9. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  10. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
ランキングをもっと見る