10月25日、26日、三重県・鈴鹿サーキットでFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)日本ラウンドが開催された。決勝では、レース1はシトロエンのホセ・マリア・ロペス(Jose Maria Lopez)選手が優勝。レース2はホンダのタルキーニ・ガブリエル(Tarquini Gabriele)選手が制した。レース1勝者のロペス選手は今季9勝を挙げ、ワールドタイトルを獲得した。
レース1は、ロペス選手のポールポジションで開始。4周目にファステストタイムを叩き出し、5周目にそれを更新。その後最後までトップを守り、ポール・トゥ・ウィンを決めた。ロペス選手はレース後「今日は重圧にもかかわらずリラックスしてレースに臨んだ。ここ(鈴鹿)での優勝には意味がある。なぜならアイルトン・セナが2度優勝している場所だからだ」とコメントしている。
レース2は、タルキーニ選手がポールスタート。2位以下は接触や激しい順位争いが行なわれるが、それがかえってタルキーニ選手に独走を許し、そのままポール・トゥ・ウィンを飾った。タルキーニ選手はレース後「鈴鹿は勝つのに最高の場所だ。ホンダファンの喜びの顔を見れたのは嬉しかった。今日は、良いスタートを決めたら序盤に引き離して差をつけ、そのままキープするという戦略。完璧に上手くいった」とコメントした。