ホンダ オデッセイで愛犬と訪れる軽井沢…純正ペット用アクセサリーも活躍

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ホンダ オデッセイで愛犬マリアと晩秋の軽井沢へ
ホンダ オデッセイで愛犬マリアと晩秋の軽井沢へ 全 56 枚 拡大写真

愛犬マリアと共に、ドッグフレンドリーミニバン、ホンダ『オデッセイ』で2泊3日の軽井沢旅行にやって来た。「またここに来られたんだね」。マリアはそう嬉しそうに目を細めている。軽井沢という日本最高峰のリゾート地は、そんな感情をボクらに持たせ、迎えてくれる。

そこにはいつもの清々しい風景が広がり、いつもの風が吹いている。おそらく、永遠に。毎年、わが家の特別な記念日に必ず訪れ、滞在する「軽井沢プリンスホテルイースト、森のドッグヴィレッジ」。ボクにとって、マリアにとって、最高に幸せな気持ちになれるドッグリゾートでもあるのだ。

◆乗車人数が増えても対応できるオデッセイのアレンジ力

さて、軽井沢2日目の朝は、「軽井沢プリンスホテルイースト、森のドッグヴィレッジ」から徒歩で約10分、クルマなら約5分の距離にある「軽井沢プリンス ショッピングプラザ」へオデッセイでいざ出発。

軽井沢在住のお友達のジャックラッセルテリア2頭+飼い主夫婦も誘ったから、大型犬のマリアは3列目席を床下格納したワゴンのような荷室部分に乗車。こうした人と犬のバランスによって犬が乗る場所を自在にアレンジできる点もオデッセイの大きな魅力である。

新設のツリーモールにオープンした「DOG DEPT+CAFE 軽井沢プリンス店」は小型犬から大型犬用のグッズが揃い、店内カフェのほか、有料ドッグランもある、愛犬とともにカフェ&ショッピングが楽しめる1軒。軽井沢プリンス ショッピングプラザで大型犬まで店内に堂々と歩いて入れるカフェスペースは実はここだけ。マリアにとって、軽井沢でお気に入りのお店がまた1軒、増えたというわけだ。

マリアとともにショッピングし、カフェスペースでゆったりしているともうお昼時。国道18号線バイパス沿いにある「軽井沢 焼肉迎賓館 爛燈」へ向かう。地元の愛犬家が通う、観光地としてはリーズナブルな焼肉店で、犬を同伴できるテーブルは3席。愛犬の誕生日にはケーキも用意してくれるドッグフレンドリーな、隠れ家的1軒である。

クルマがあるとフットワークは軽快、自在だ。その後は、軽井沢駅から旧軽井沢に至る軽井沢本通り沿いにある、軽井沢ニューアートミュージアム1階のイタリアンレストラン「ピエトリーノ」の愛犬同伴可能なテラス席でアートな気分に浸りつつカフェタイム(もちろん、食事もできる)。イタリアLAVAZZA社のコーヒー豆を使ったコーヒー、エスプレッソ、カプチーノ、ラテ、紅茶、そしてイタリアンスイーツなど本格メニューが揃っている。軽井沢銀座ほど目の前の道に人が溢れていないから、人も犬も落ち着いてカフェタイムを楽しむことができる(テーブルは道路より高めの位置にある)。

ちなみにモーニングメニューは500円~、ランチは1800円~。犬は入れないものの、ニューアートミュージアム内のショップで手に入るアートグッズは一見の価値あり。マリアも洋服を買うときなど体のサイズを計るのに、ボクはここのオシャレなデザインのメジャーを使っている。

◆ラインナップ豊富なペットアクセサリー

今回のオデッセイ軽井沢2泊3日のドライブで大活躍してくれたのが、10月に発売されたばかりのホンダ純正ペット用アクセサリー「 Honda Dogシリーズ」である。

愛犬家のためのコミュニティサイトHonda Dogや、ホンダが出展したペットイベントで寄せられた愛犬家の生の声をもとに、ホンダのアクセサリー開発部門であるホンダアクセスの犬の飼い主が集まった開発チームが作り出した、これまでにないアクセサリーだ。

ペットシートマット(Sサイズ 軽自動車用1万7280円、Mサイズ 普通車用1万9440円:価格は全て税込み)は、前後のヘッドレストに扱いやすいロープで固定する、表面に撥水加工が施されたブルー地に黄色のトリミングがオシャレなシートマット。犬から運転席が見えるように、フロント側に肉球柄のメッシュエリアを設置。ファスナーを閉めるとハンモック状になり、犬がフロアに落ちずに済む。ファスナーを開ければ乗降しやすくなり、また飼い主といっしょに座ることもできる。ユニークなアイデアとして注目したいのは、犬と飼い主がいっしょに座るとき、6:4分割の背もたれ部分の片側をファスナーで開けることで、きれいな面に座れること。汚れても丸洗いできるのも嬉しい。

ペットフロアクッション(1万0800円/2個組)はオデッセイのような、広大な2列目席フロアを持つクルマに最適な、低反発ウレタン素材のクッション。2枚1セットでマジックファスナーでジョイント可能。サイズはW55cm×L61cm×H5cm。縦横のサイズが異なるところがポイントで、置きかたによって様々な場所に対応。カバーは表面撥水加工され、丸洗いもできる。使い方としては、2列目席をロングスライドさせたフロアはもちろん、4枚あれば3列目席を床下格納した広大な荷室フロアにも対応。フロアからの振動、熱を吸収し、犬がフロアに乗っても快適なドライブが楽しめる。

旅先のホテルでは愛犬のマイベッドとしても使うことができ、2分割して運べるからとても便利。マリアはもう自分の専用ソファだと思っているほど気に入っている。

ペットシートプラスわん(1万9440円)は、超小型犬、小型犬専用の助手席用ソフトケージ。使わないときは畳める折り畳み式で、前、左右、上部がメッシュ仕様。サイドにはポケットがあり、実に使いやすい。助手席への取り付けはシートベルトと付属のロープ、ベルト、ベロで行い、確実に固定できる。底部にはクッションと飛び出し防止リードフックも完備し、完璧である。尚、前側がスロープ状になっていて、助手席エアバッグの干渉を避けたデザインとなっている。

さすがにマリアだと半身も入らないため、軽井沢のお友達のジャックラッセルテリアに入ってもらった。なかなか快適そうだし、何よりも安心安全である。

ペット車外飛び出し防止リード(S 3240円 M 3780円)はクルマの後席に標準総座されているISOFIXチャイルドシート固定バーに固定できる中小型犬用リード。ペット車外飛び出し防止リードを左右のバーにつないで、もう1本のリード先端をループ状にしてつなげれば、犬が左右に動きやすくなるから快適だ。

◆工夫次第で色々な使い方ができるペットシートマット

ではここで、各種アクセサリーを実際に使ってみてマリアが発見したペットシートマットの裏技的使い方を紹介したい。今回、マリアはオデッセイの2列目キャプテンシートを中寄せし、ベンチシート状態にしてペットシートマットを敷いて移動したのだが、乗せる時はジップを開きフロアに垂らした状態でフロアに飛び乗り、シートに乗せてからジップを閉める…という手順を推奨。さらにフロアにスーツケースなどを置くと(ここでは左右に2名分2個)、ペットシート面がよりフラットに広く使えて犬もリラックスしやすくなる(マリア談)とのこと。シート座面が凸凹していると感じるならペットシートの下に薄いマットを敷いてあげるとなお快適に過ごせるだろう。

オデッセイの場合、ペットシートマットは2列目席(Mサイズ)はもちろん、3列目席(Sサイズ)でも使うこともできるが、さらにSサイズを広げてオデッセイの荷室に使うことも可能。3列目席を床下格納した上で、ペットシートマット前部を2列目キャプテンシートのヘッドレストに固定し、垂らせば意外に汚れやすい2列目席背後と荷室フロアをほぼ覆うことができるのだ。肉球のメッシュ部分があるため1/2列目席とのアイコンタクトも可能だから、犬も飼い主も安心。日々、いろいろなクルマに、いろいろなアクセサリーを付けて乗っているマリアならではの目のつけどころである!?

軽井沢最後の夜は、プリンス通り沿い、南軽井沢交差点近くのチャイニーズレストラン「翠天楼」を訪れた。実は、地元の愛犬家のために最大7名用の1テーブルだけ、愛犬同伴席が”こっそり”用意されている(要予約)。犬連れの場合、お店正面からは入れないため、駐車場にクルマを停めたら、スタッフに一声かけて、左奥の入口からアクセスすることになる。

それはともかく、軽井沢で円卓を囲む本格中華料理をマリアといっしょにいただけるなんて夢のようである。値段はリーズナブルでどれも美味しく、笑顔の接客が心地良い。マリアの口に入るものはないけれど、ドライブ旅行をして、お留守番なしに1日中、片時も離れずにこうして家族といっしょにいられることが、犬にとって最高の幸せなのである(マリア談)。

◆気になる燃費は達成率約90%

軽井沢という日本最高峰のリゾート地は四季を通じ、犬連れドライブの目的地として、これ以上望めない最上の風景、環境、空気、食、そしてショッピングや観光など多くの楽しみがある。とくに「軽井沢プリンスホテルイースト、森のドッグヴィレッジ」はその環境のよさや居心地の良さから、ドライブ大好きで毎月のように旅しているマリアがイチ押しする、愛犬と泊まれる宿(コテージ)である。

その証拠に、もう何度もここを訪れているマリアは、数日間のリゾートライフを終えるその朝、いつもコテージの窓から愛おしそうに軽井沢の景色を眺めている。楽しかった思い出とその心象風景を、しっかりと、脳裏に記憶させるように。

そんな愛おしいマリアの姿を見ると、「またきっと連れてきてあげるからね」とつぶやいてしまうのだ。

軽井沢から東京へ。大人2人と大型犬のマリア、満載の荷物を快適に静かに運んでくれたオデッセイG EXが高速道路や軽井沢の山道を足早に走り抜いた今回のドライブ旅行の平均燃費は約12km/リットル。JC08モード燃費が13.4km/リットル(G EX)だから、達成率は約90%。それだけの好燃費であれば、愛犬とドライブする機会も増えるというものだ。そんなオデッセイは犬にも環境にも、お財布にも優しく、すべての愛犬家に自信を持って薦められる、ドッグフレンドリー度極まるミニバンだった。

《青山尚暉》

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