2014年11月10日。「ヘッドライトをつけませんか!」「つけましょうよ」という声が横浜マリンタワーの足元に飛び交った。時刻は日没の30分ほど前となる16時。声の主は、黄色いシャツを着た「おもいやりライト運動」に賛同した有志たち10名ほどである。
「おもいやりライト運動」とは、日産自動車がサポートする交通安全啓蒙活動だ。交通事故発生の多い夕暮れ時に早めのヘッドライト点灯を行うことで交通事故を減らそうというのが狙いだという。
その「おもいやりライト運動」の事務局は、11月10日を「いい(11)、てんとう(10)の日」と定めて、その日の夕刻にヘッドライト早期点灯を行おうと呼びかけた。そして、それにあわせて実際に呼びかけのアクションを神奈川県横浜市の横浜マリンタワー下で行ったというわけだ。
呼びかけを開始した16時の空は、まだまだ明るく、ヘッドライトを点灯しているクルマは少ない。それでも、信号で止まった真横から声をかけられることで、多くのクルマがヘッドライトをつけていた。その呼びかけはあたりが真っ暗になる日没後17時ごろまで行われた。