テインは、2015年1月より順次発売する新商品『FLEX Z』を発表。全てオーバーホール可能な分解式ショックアブソーバーを採用していた同社既存モデルと比べ、FLEX Zではショックアブソーバ部分を交換式としてコストパフォーマンスを高めた。
製品開発を担当する菅野一平氏は「いままで、当社従来品は全て分解可能としていましたが、FLEX Zでは密閉式ダンパーの採用と製造工程の見直しでコストダウンすることができました。性能に関しては既存モデルと遜色なく、車高を変えてもサスペンションストロークが変化しない全長式を求める方に向けて、コストパフォーマンスを高めた商品になると思います」と説明する。
オーバーホールすることができないFLEX Zのため、同社では新たに「リプレイスメントサービス」を用意。アウターパーツ(アッパーマウント、ロアブラケット、スプリング等)を除いたショックアブソーバ部分のみを購入、交換することで新品に再生できるサービスで、好みの減衰力やストローク量など特別なショックアブソーバの製作もするという。
FLEX Zの価格設定は、7万9800円から10万800円(税抜き)を目標とし、15万前後で並ぶ他ブランド競合品と比べ競争力をもたせた。