ホンダ、オートリブから交換用エアバッグ部品を調達へ…タカタの大規模リコールに対応

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2003‐2007年モデルのホンダ アコード(日本名:インスパイア)
2003‐2007年モデルのホンダ アコード(日本名:インスパイア) 全 1 枚 拡大写真

米国や日本などで起きているタカタ製エアバッグの不具合による大規模なリコール(回収・無償修理)。ホンダがタカタ以外から、交換用のエアバッグ部品を調達する動きに出ている。

これは12月3日、スウェーデンの自動車部品メーカー、オートリブが明らかにしたもの。同社は、「ホンダとの間で、交換用のエアバッグインフレーターを供給する契約を結んだ」と発表している。オートリブは、エアバッグなど、自動車安全装置の大手サプライヤー。

このリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレーターの不具合が原因。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。これにより、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇。インフレーター容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷する恐れがあるというもの。

リコール作業では、タカタ製のエアバッグインフレーターを交換するが、米国だけでもリコール対象台数は約280万台。今後、台数の増加も見込まれる。部品不足が懸念されているため、ホンダはオートリブから、交換部品のインフレーターの供給を受ける。

オートリブでは、工場の生産能力を増強して、インフレーターを増産する計画だが、ホンダへの納品開始には、およそ半年がかかる見込み。オートリブのジャン・カールソン会長兼CEOは、「品質を最優先しながら、最高の方法で、市場のニーズに合った供給体制を構築していく」と述べている。

《森脇稔》

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