スウェーデンの高級車メーカー、ボルボカーズは12月8日、新型『XC90』の最上級グレードとして設定されるプラグインハイブリッド車(PHV)、「T8」グレードの性能を公表した。
新型XC90は2014年10月、パリモーターショー14で初公開。ボルボカーズの最上級SUVが、2世代目にモデルチェンジを果たした。新型のラインナップの頂点に立つのが、プラグインハイブリッド車(PHV)のT8グレード。
新型XC90のパワートレインは、全てボルボカーズの新世代エンジン、「Drive-E」。最上級グレードのT8に搭載されるのが、プラグインハイブリッド・パワートレイン。このパワートレインは、「ツインエンジン」を名乗る。2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、ターボとスーパーチャージャーでダブル過給。このエンジンが前輪を駆動し、最大出力82hpのモーターが後輪を駆動する4WDとなる。
PHVシステムはトータルで、最大出力400hp、最大トルク65.3kgmを引き出す。EVモードでは、最大約40kmのゼロエミッション走行が可能。その効果もあり、CO2排出量は、59g/kmに抑えられた。
12月8日、ボルボカーズは、新型XC90のT8グレードの性能を開示。0‐100km/h加速は5.9秒と公表された。この性能は、改良新型ポルシェ『カイエン』のPHV、『カイエンS E-ハイブリッド』に肩を並べる。
また、欧州複合モードは40km/リットルと発表された。カイエンS E-ハイブリッドの場合、欧州複合モード燃費は29.4km/リットル、CO2排出量は79g/km。ボルボカーズは、「新型XC90は世界で最もパワフルでクリーンなSUV」と、自信を示している。