欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置くシュコダは11月29日、ドイツで開幕したエッセンモーターショー14において、『ファビアR5』を初公開した。
エッセンモーターショーは、欧州最大規模のカスタマイズカーショー。日本のオートサロン、米国のSEMAショーと並んで、世界三大カスタマイズカーショーと呼ばれる。
シュコダがエッセンモーターショー14で初公開したファビアR5は、シュコダの主力コンパクトカー、新型『ファビア』をベースに開発されたラリーマシンのコンセプトカー。シュコダは2015年の半ばまでに、FIA(国際自動車連盟)のホモロゲーション取得を目指す。
ファビアR5は、2009年に投入された『ファビア・スーパー2000』の後継車に位置付け。市販車の新型ファビアに対して、大型ルーフスポイラーなどのエアロパーツを装着。車両重量は、規定の1230kgまで軽量化される。
エンジンは、レギュレーションに沿って、1.6リットル直列4気筒ガソリンターボを搭載。トランスミッションは、5速シーケンシャルを組み合わせている。