マツダの米国法人、北米マツダは12月11日、タカタ製エアバッグのインフレーター不具合によるリコール(回収・無償修理)問題の拡大を受けて、全米で約33万台を調査リコールすると発表した。
このリコールは、タカタ製エアバッグの製造段階で、ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。これにより、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇。インフレーター容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷する恐れがあるというもの。
北米マツダは12月4日、米国におけるタカタ製のエアバッグインフレーターの不具合によるリコールの対象地域を、拡大すると発表。これに続いて12月11日、全米で約33万台の調査リコールを発表した。
調査リコールとは、不具合の原因を調査するために行うリコール。マツダの調査リコールは、2004-2008年モデルの『アテンザ』と『RX-8』合計およそ33万台を対象に実施する。
北米マツダは、「独立の第三者機関による調査に、マツダも参加する予定」とコメントしている。